遠州常民文化談話会
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日本の祭
日本の祭

古来伝承されてきた神事である祭。その歴史を、「祭から祭礼へ」「物忌みと精進」「参詣と参拝」等に分類して平易に解説。村落共同体の体験を持たずに社会に出て行く若者たちに向け、近代日本が置き忘れてきた伝統的な信仰生活を、民俗学の立場から説く講義録。

太平洋戦争の始まる昭和16年6月から数回にわたって、東京帝大の学生に講義をした内容をもとに書かれた論文です。前回のテキスト『先祖の話』が家の祭祀について言及しているのに対し、『日本の祭り』は共同体の祭祀について論じられています。後藤総一郎は、学生時代、安保闘争に挫折していた時、師の橋川文三から「本当の人民なんか知らないじやないか」と怒鳴られ、「これを読んでみろ」と渡されたのが『日本の祭』であったといいます。常民大学が生まれるきっかけとなった書といえます。